実は危険なポイントカードの普及【マクロ経済的視点から解説】

経済

Tポイント、楽天ポイント、ラーメン屋のポイント、美容室のポイントなど最近では便利でお得なポイントがどこでも使えるのが当たり前になってきましたね。

私もLINEポイントや楽天ポイントを使っていてこのブログでもポイントの活用法やお得な情報を発信してきました。

しかし、ポイントカードは普及しすぎると実は危ないということをマクロ経済の視点から見ていきたいと思います。

お金の価値

まず、ポイントの話に移る前に「お金」についてちょっと触れます。

皆さんは現在の「お金」という物質には価値があると思いますか?

私は物質自体には価値はないと思います。特に紙幣は紙とインクでできていて、その物質自体に10,000円や1,000円の価値はありません。

しかし、皆さんは当たり前のようにその紙に価値があると思い使っていて実際に価値があるものとして使っています。ではなぜか?それは政府が紙幣の価値を認めていて、その価値を担保しているからです。

また、その紙幣を勝手に作ることは禁止されているということも重要です。個人や企業がお金を勝手に作れるようになったら、お金の価値は落ちてしまいます。

お金は簡単には作り出すことができないことで希少価値が生まれます。

ポイントの価値

ポイントはどこかの企業などが独自に作り出します。基本的にはポイントはそのポイントを発行した企業やお店でしか使うことはできません。

そのポイントを発行した企業でしか使うことができないというのは、

例えば、ラーメン屋のポイントカードを持って美容室に行き「ラーメン屋の500ポイントが貯まっているからこのポイントで払っていいですか?」と聞いても普通は支払うことはできないということです。

元々、ポイントはその企業やお店が「いつもうちに来てくれるからおまけしてあげるね」くらいの価値しかありません。

ポイントの普及・提携店の拡大

元々はその企業やお店でしか使うことができませんでしたが、現在では提携店という形で多くの企業で共通のポイントが使えるようになってきました。

コンビニやドラッグストア、ネットショップ、ファストフード店と共通ポイントはどんどん普及していっています。

多くの提携店の獲得に成功した共通ポイントは今やお金と同じくらいの価値を持つようになってきました。

皆さんも当たり前のように1ポイント=1円だと思ってポイントを貯めていることでしょう。

1ポイント=1円は危険

ここまで読んできて勘の良い方は気づくことがあると思います。

  1. お金は勝手に作り出してはいけない
  2. お金の価値は希少性から生まれる
  3. ポイントは企業が勝手に作れる
  4. 提携店が普及している
  5. 今や1ポイント=1円として使われている

1ポイント=1円という感覚は、「作り出してはいけないはずのお金がポイントという名前に姿を変えて、企業が勝手に合法的に作り出すことに成功している」ということになってしまいます。

これは提携店が多くなればなるほど、ポイントを発行している企業にお金の政権を与えてしまうことになます。その企業が簡単にインフレを起こしたり、デフレを起こすことも可能になってしまうかもしれません。

給料をポイントで支払う

どこでもポイントが使えるのならばポイントはもうお金とほとんど同じです。

例えば、共通ポイントの〇〇ポイントを作っている〇〇社が「従業員の最低賃金以外の給料はポイントで払います」と言いだしたら、その会社は独自に発行した〇〇ポイントを従業員に配るだけで給料を支払うことが可能になってしまいます。

この会社は利益を総取りして、自社が永遠に発行できるポイントで従業員を雇う最強の企業になってしまいます。

まとめ

1円=1ポイントで提携店が普及してしまうと、一企業にお金の政権を与えてしまうことになる。

今回はマクロ的視点でポイントが普及しすぎた世界を予測しただけなので、実際にはそんなことにはなりませんし、そうなる前に法律で対策したり国が動き始めると思います。しかし、「このままの状態でポイントが普及していくとこうなってしまう可能性も考えられるよ」ということを今回は記事にしました。

このブログでは他にも投資節約術ライフスタイルなどについて書いているので参考にしてみて下さい。

質問やコメントはTwitterにてよろしくお願いします。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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