「投資を始めたいけど何から始めればいいか分からない」
「勉強してからの方がいいのかな?」
「何円くらいから始めればいいの?」
この記事ではこんな投資未経験者からの質問について徹底解説します。
私は24歳、月収15万円サラリーマンですが、現在は節約と投資で築いた400万円超の資産を運用しています。そんな私が投資を始める際の第一歩として「これをやれば間違いない」という資産形成の王道をお伝えします。
今回お伝えする方法は始めるのが早い方が有利つまり若ければ若いほど有利な方法なので、この記事を読んだらすぐに行動に移しましょう。
投資の始め方
まず、投資の大原則としては勉強を続けることですが、最初の勉強時間が長すぎて投資への第一歩が中々踏み出せない初心者の方を多く見かけます。
本来は上手い話や詐欺に騙されたり、リスクを取りすぎた投資をしないためにも勉強が必要です。ただ、私は皆さんにもったいない勉強時間を過ごしてほしくないので「まずはこれをやりましょう」という4ステップをこれまでの投資経験からお伝えします。
投資未経験者へ
— エスカマン ザコリーマン投資家🇵🇭株クラ筋トレ部部長 (@escamanblog) September 2, 2020
勉強の前にこれをやってください🐣
・ネット証券を開設
・全世界株指数連動のインデックスを選ぶ
(または米国株指数)
・自動で毎月〇〇万円積立の設定
あとは、この投資はほったらかしながら
何で私がこれをオススメしたのかを
少しずつ勉強していけばいいと思います😌
今回伝える投資法はギャンブルのような投資方法ではないため、借金地獄になったりすることはありません。また、今回は未経験者向けなので「すぐに一気に稼ぐ」というよりは「長期間かけて資産を形成していく」という方法です。
STEP1 ネット証券で口座開設をしましょう
まずは証券会社で口座開設する必要がありますが、私のおすすめはネット証券一択です。口座開設はネット証券大手のSBI証券がおすすめです。ネット証券口座開設数No.1で多くの投資家に愛用されている証券会社なので信頼できます。
また楽天銀行や楽天カードなどの楽天サービスをよく使っている人なら、私が使っている楽天証券もおすすめです。
楽天経済圏にいたら楽天証券、それ以外の人はSBI証券という選び方で大丈夫です。私はとある理由で両方使っていますが今は気にしなくて大丈夫です。
STEP2 全世界株連動インデックスを選びましょう
証券口座を開設したら全世界株式に連動する投資信託を選びましょう。
商品名で言うと「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」や「SBIインデックス 全世界株式」などの全世界株式へ投資できるファンドです。
上記以外の全世界株式インデックス連動商品でも構いませんが、選ぶ際には手数料が安いものを選ぶようにしましょう。
手数料の目安
- 購入時手数料・・・・・・・・なし
- 信託財産留保額・・・・・・・なし
- 運用管理費用(信託報酬)・・年率0.1%台
STEP3 毎月積立設定をしましょう
購入する投資信託を決めたら積立買付の設定をしていきます。毎月一定額を先ほど選んだ全世界株に積立をする設定です。
この設定をしておくことで毎月勝手に口座からお金が引き落とされて投資信託の購入ができます。
積立金額は最低100円からでOKです
積立額は大きければ大きいほど将来増やせる額も大きくなりますが、学生でお金がない方やまだ不安な方は最低100円からでも積立ができます。初心者が毎月積み立てる額の目安としては好きな人や後輩に奢ってもいい夕飯分が良いでしょう。
私は15万円の給料の中から毎月5万円を積み立てています。
STE4 あとは投資を始めるだけです
一番重要なのはここです。せっかくここまで読んできても、実際に証券口座を開設して投資を始める人はおそらく全体の1割もいません。ただ、せっかく今回読んでいただいたなら、少額からでも投資を始めてこのブログを資産形成を始めるきっかけにしてほしいです。
今、始めるか、始めないかで20年後の資産は大きく変わってくることになります。
ここから下では今まで書いてきたことをおすすめする理由を述べていますが、最初に書いたように長々と勉強を続けてなかなか前に進めない人が多いので、まずは上の4ステップを完了させてから読み進めてください。
始め方の内容の理由(上のステップを始めた後に読みましょう)
投資には多くの種類がある中、今回は株式投資をおすすめしました。それもどこかの会社の株式(個別銘柄)ではなく投資信託です。
「投資信託」の理由
株や不動産、債券に金、そして仮想通貨など投資にはたくさんの種類がありますが、今回は初心者の方に投資信託をおすすめしました。
投資信託は株式投資の一部です。株式の中でも投資信託をおすすめした一番の理由は、誰でも簡単に、少額から始められて、リスクを取りすぎず、ある程度のリターンも得られるからです。
「販売されている投資信託の9割はぼったくり投信だ」なんて言われるくらい手数料が高い投資信託が多く存在します。今回紹介した全世界株の商品や、手数料の目安を確認し、優良投資信託の手数料相場を確認しておきましょう。
「ネット証券」の理由
ネット証券をおすすめする最大の理由は手数料が圧倒的に安いからです。投資の世界では数パーセントの利益を出すことが求められます。しかし、店舗を持つ証券会社だと店舗の維持費やスタッフの給料など多くのコストを賄うために、顧客である投資家から手数料を貰わなければ経営していけません。
もちろん店舗がある証券会社にもメリットはありますが、このブログにたどりつく位のネット知識がある皆さんはネット証券で十分です。
✓もっと詳しく
【投資初心者必見】おすすめの証券会社と選ぶコツ
「全世界株式」の理由
私が初心者の方に全世界株式をおすすめする理由は、世界経済の成長を取りこぼすことなく人類の発展に投資できるためです。現在はアメリカ一強時代と呼ばれ、今後も米国市場は伸びていく予想がされています。ただ、アフリカやアジアなどの新興国もまだまだ伸びしろがある分、投資先に入れておきたいところです。
また、どこの国にもカントリーリスクというリスクが存在します。米中関係、イギリスのEU脱退、日本の失われた30年、アフリカでの伝染病など、どんな国にもその時代、その時代で問題・課題があり、経済にも低迷期やバブル崩壊などのリスクが存在します。そんなリスクも世界全体に投資することで良い地域と悪い地域で相殺しあってリスクをある程度抑えることができます。
✓リスクを抑える分リターンも減ってしまう
投資におけるリスクの意味【リスク=危険ではない】
私も現在のアメリカの景気が良いためアメリカのインデックスを軸に投資しています。しかし、アメリカだけに投資した場合、米中関係で何かあったときに大きく損をするリスクがあります。
そのため、その他の先進国株式も購入し軸はアメリカに置きつつ世界全体に分散して投資をするように資産を配分しています。
人口増加によって世界経済は成長する
全世界株式をおすすめするもう一つの理由は、これまでの歴史から人口の増加と共に世界経済も相関して成長していることが明らかになっているからです。
国連の発表では世界人口は2050年までは拡大していくとされており、その後2100年ごろに頭打ちになるのではという予測があります。つまり、この人口増加予測が現実になれば世界経済も共に成長していくことになります。
分配金(配当金)がないのはなぜ?
通常、株式を保有していると一定期間毎に配当金が貰えますが、今回紹介した全世界株式インデックスの商品には分配金(配当金)がありません。実はこの配当金がないところも、長期で投資をしていく・資産形成をしていく上で重要な点なのです。
配当金は受け取ると受け取るたびに税金がかかります。そのため、例えば1000円の配当金を受け取ると200円は税金で減ってしまいます。税金がなければ受け取れたはずの1000円が800円に目減りしてしまうと、配当金を再投資する際に税金分の損をしてしまい、複利効果に少しブレーキをかけてしまいます。
✓「長期投資」×「複利効果」でどんどんお金が増えていく?!
✓配当金と分配金の違い
一方、この分配金がない投資信託の場合は、私たちに分配金が出ない代わりに配当金をファンド内部で再投資してくれています。要するに本来かかるはずだった税金を節税しながらファンド内で再投資され、ファンドの基準価格を押し上げて効率よく資産を増やすことが可能となっているのです。
「毎月積立」の理由
毎月同じ資産に積立投資をする方法を投資の世界ではドルコスト平均法といいます。投資をする上ではリスクを抑えるために資産を分散することが大切と説明しましたが、資産の種類だけでなく時間も分散させることがリスクを分散させるうえで必要になってきます。
こちらはアメリカの大手500社の平均株価チャートですが、2020年2月14日(赤の点)に最高値をつけた後、新型コロナウイルスの懸念で一気に急落しています。
例えば、運悪くこの2月14日に投資を始めて自分の全資産100万円を一括投資した場合、コロナショックで一気に資産評価額が減ってしまいます。これを防ぐために100万円投資するのなら「毎月10万円に分けて、10か月かけて買っていこう」というのが時間を分散させた投資方法です。
コロナショック後、株価はどんどん戻っていき現在では2月14日の高値は超えているため、仮に2月14日に一括投資していても現在はプラスになっています。しかし、初めて買った株がここまで下がってしまうと普通の人では不安になってしまうし「株なんてやらなければよかった」「自分には投資なんてできない」と後悔して投資をやめてしまうことでしょう。そうならないためにも、自分が誰かに夕飯を奢れる額くらいから毎月積立投資をしていきましょう。
✓もっと詳しく
ドルコスト平均法について
資産形成の勉強におすすめな書籍
投資を始めた後はしっかりと勉強もしなければなりません。勉強といっても最初は何から始めて良いのか分からない人も多いことでしょう。
今回は投資をしている人全員に読んでおいてもらいたい本を紹介します。
この本では投資だけでなく保険や節約など資産形成をする上でのお金の知識が全部詰まっています。お金の本と聞くと難しいイメージですが、分かりやすいイラストがついているので初心者にもおすすめの本です。