「成功者はリスクを取るというけれど、よく分からない」「具体的にはどんな風にやっていけばいいのだろう」
今回は「リスク」と「リスクヘッジ」の説明。そして私が実際にやっている方法について資産クラスの状況を公開しながら解説します。
リスク
日常生活ではリスクは「危険」とだけ訳されることが多いですが、投資の場合は危険ではなく「不確実性」という意味合いをもち、リスク=危険ではありません。
投資でリターンを得るためにはリスクを取らなければいけません。大きなリターンを得たいなら、大きなリスクをとる必要があり、小さなリスクしか取れないのならリターンも小さくなります。
リターンが欲しいからといって、リスクを取りすぎるとリターンにならなかった時に大ダメージを受けてしまいます。
実はこれは投資以外の多くの物事において言えることなんです。
例えば
- 高速道路を走れば早く着くことができるけど、ぶつかったときには大事故
- 旅行に行けば良い体験ができるけど、異国の地でトラブル発生したら解決が困難
- 株で集中投資して成長すれば莫大な利益が得られるけど、倒産したら0円
このようにリターンを得るためには何かリスクを背負う必要があります。
リスクとリターンは表裏一体なのです。
リスクヘッジ
ただ、上のように取ったリスクを減らす手段もあります。
先ほどの例で言えば、「お金を払って新幹線に乗ったり」、「言葉の通じるガイドを雇って旅行に行ったり」、「一社倒産しても良いように何社かに分けて投資したり」と方法があります。
この場合リスクを抑えることはできますが、完全にリスクがなくなった訳ではありません。また、お金やリターンの減少など対価を支払う必要もあります。
このようにリスクを減らすことをリスクヘッジと呼びます。
私のリスクを取った資産状況
初公開。
— エスカマン ザコリーマン投資家🇵🇭株クラ筋トレ部部長 (@escamanblog) July 20, 2020
株式53%
仮想通貨31%
ソーシャルレンディング15%
現金1%
私のポートフォリオです。 pic.twitter.com/G9stvOYGyW
私のポートフォリオは現在、現金比率1%で仮想通貨も31%もあり普通の投資家から見たらかなりリスクを取っている資産状況となっています。
これは資産を増やすために私が取れる最大のリスクを選択しているためです。
リスクヘッジも考えてある
私のポートフォリオはリスクが大きい投資をしていることが分かりましたが、その分同時に最大のリスクヘッジもしています。
リスクヘッジ銘柄とハイリスク銘柄をしっかりと理解して投資しましょう。
株式 53%
まず、53%を占める株式についてですがその内訳はかなり分散させています。
米国株
53%の内の半分は、米国の厳選された500社に投資できるS&P500という投資信託が占めています。これは先ほどリスクヘッジの説明で書いた「一社倒産しても良いように何社かに分けて投資」という部分で500社に分散させて投資していることになります。
先進国株
また米国株だけでは、アメリカに万が一のことがあった場合にどうなるか分からないため、先進国株も買い付けています。これで会社だけでなく国も分散させることができています。
もちろん分散させることで、リスクヘッジしている分リターンも減りますが、次に書くハイリスク資産を運用する上では必要なリスクヘッジのため、分散を行っております。
日本株
日本株は個別株、日経平均、未上場株を持っています。
個別株、日経平均はその他の資産との伸び方の比較として保有しています。
未上場株は上場できなければ株式がただの紙くずとなってしまうリスクがある非常にハイリスクな銘柄です。こんな銘柄を1つだけを保有していたら資産は一気に吹き飛んでしまいますが、上のような分散でリスクヘッジをしているため、未上場株にもチャレンジできています。
仮想通貨 31%
仮想通貨は未上場株と同じでリスクを最大限に取ったハイリスク資産として保有しています。仮想通貨は値動きが激しく、誕生してからの時間も短いため法整備もままならないような資産です。
しかし、今後伸びていく可能性もあり、大きなリターンを生んでくれる資産になりえます。
現在は新型コロナ禍で金融緩和が行われ、現金の価値がどんどん落ちています。現金の回避先として仮想通貨に投資するメリットは増えてきました。
ソーシャルレンディング 15%
ソーシャルレンディングも実はリスクは高めでリターンも高めです。
私は利回り7~10%の商品に1万円ずつ投資していて、貸し倒れリスクも考えて15個の投資先に、それも国や事業はなるべくバラバラになるように分散させています。
またソーシャルレンディング事業者の倒産リスクにも備えて2つのソーシャルレンディング事業者に分けてリスクヘッジをしています。
現金 1%
これはもはや説明不要かもしれませんが、現金派ほとんど保有していません。
私は基本的にクレカを使うので現金は残さずほとんど投資してしまいます。
まとめ
- リスク=「危険」ではない。また、リスクとリターンは表裏一体。
- リスクヘッジでリスクは減らせる。
- リスクヘッジの銘柄とハイリスク銘柄を決めて投資する。