「パワーブロックって高額だけどそんなにいいの?」「種類はどんなものがあるのかな」「値段は使い心地は?」
パワーブロックを購入したいけどこんな疑問がある方に向けて、実際に家でパワーブロックを使ってトレーニングしてまとめました。
パワーブロックのメリット・デメリット
メリット
重くて小さい
私がパワーブロックで一番気に入っているところは重たい【MAX90ポンド(41㎏)】のに小さくて保管しやすいところです。
家で筋トレするとなるとやはりサイズは重要になってくると思います。
こちらはドン・キホーテで合計8000円ほどで購入したダンベルです。すごく大きく見えますが実はこれ全部合わせても44kgしかありません。

そしてこちら下の画像がパワーブロックです。片手で41㎏あるので合計で82㎏あります。上のダンベルと比べてもかなりの省スペースであることが分かると思います。上のダンベルの約2倍の重量なのに約1/2のスペースに収まります。

ピン一本で重量変更

また、パワーブロックはピンを差すだけで2㎏から41㎏まで重量変更ができます。ドロップセットを多く活用する人やレベルの違う相手(配偶者や子供など)とトレーニングする際に非常におすすめです。
ピンは樹脂製で軽く曲げられる素材になっています。最初は「鉄じゃないのか、耐久性は大丈夫なのかな」と思いましたが、使ってみたら全然大丈夫でした。
一度曲がったら使えなくなる金属と違って曲がってもすぐ戻る樹脂なので耐久性も金属よりよさそうです。

ピンには磁石がついていて奥に差し込むと重りの部分としっかりくっつく仕組みになっています。正しい使い方をすればトレーニング時にピンが外れてしまったり重りが取れてしまうこともありません。

スクリュー式のダンベルは安くてどこでも購入することができますが、トレーニング中に重量変更をする際にめんどくさいです。
見た目がカッコいい

パワーブロックは見た目がカッコいいです。私は初めて見たときにこんなにカッコいいダンベルがあるのかと思い値段なんて気にせず即購入しました。
見た目なんてどうでもいいと思う人もいるかもしれませんが、トレーニング時のモチベーションアップにもつながるので、見た目のカッコよさもパワーブロックのメリットだと思っています。
デメリット
高額
正規品のパワーブロックは高額です。手軽に家でトレーニングしたいだけの人にとっては高すぎるかもしれません。
ただ、毎月のジム料金と比較すれば長く使い続けることで元は十分取れると思います。詳しい金額については記事の後半にまとめました。
キズが付きやすい
これはデメリットというほどでもありませんが、せっかく高いお金で買ったのにキズがつくので少しツラいです。まあトレーニングに使うものなので仕方がないですね。
画像のように使っていたらコーティングの部分が少し剥げてきました。どうしてもキズが気になる人は、あとから紹介しますがウレタン加工のProモデルを買えばキズが付きにくいです。

側面や内側の部分にも下の画像のようにしっかりとキズがついています。重量変更の際に擦れる部分なので仕方ないですね。


パワーブロックの使い心地
実際に使ってみましたが、かなり使いやすいです。パワーブロックは構造もシンプルで他の可変式ダンベルと違って壊れたりすることもなさそうです。

パワーブロックは鉄芯が入っているため、重心が少し下にズレています。重心のズレはダンベルベンチやショルダープレスのように垂直に持ち上げる種目をやるうえでは全く違和感は感じません。
ダンベルカールなどの円運動の場合は軽い重量で扱うと少し重心のズレを感じます。ただ、カールなどをやるときには中の鉄芯を抜けば問題なく扱えます。

写真では中々分かりにくいですが、アメリカ人仕様なのか、少しグリップはやや太めな感じです。真ん中が少しふっくらしています。パワーブロックは過去、ストラップを使えないというデメリットがありましたが、現在はリニューアルしてストラップも問題なく使えるようになりました。

私はパワーブロック使用時にはストラップは使っていません。しかし、手が小さい人や握力を気にせずピンポイントで狙った部位を追い込みたい人はストラップも一緒に購入すると良いかもしれません。
ストラップはゴールドジムの「パワーグリップ プロ」という製品がおすすめです。私もバンド型の物やゴム製のものもあって色々試してみましたが、使いやすさや強度からやはりゴールドジムのパワーグリップ一択です。
気になる値段 (2020/07/13現在)
パワーブロックにはいくつかタイプがあります。一番上の「パワーブロック SP EXP 90LB」が私も使っていているもので一番おすすめです。表示は全て左右ペアの値段です。
» 【おすすめ】パワーブロック SP EXP 90LB 128,700円

スタンダードなパワーブロックです。これさえあれば家でやるトレーニングは大体できます。片手41キロあり私も愛用しています。本格的なトレーニングを家でやりたい方向けです。
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» パワーブロック SP50 64,900円

片手41キロもいらないという方や本格的なトレーニングはジムでやる方や、忙しい時に軽く家で使うという方向けです。片手23キロのペアとなっています。
» パワーブロック PRO EXP 90LB ウレタンコート 170,500円

こちらはProモデルです。通常のパワーブロックは鉄の部分がむき出しですが、こちらはウレタンコートで加工してあるためサビなどを防げます。非常に高額のため購入資金に余裕のある方だけにおすすめします。
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類似品パワーブロック
それでもやっぱり高額で手が出ないという方にはパワーブロックの類似品があります。同じ重量でも正規品の半額以下で購入できます。
まとめ
重量変更が簡単で省スペースのパワーブロックは自宅トレやパーソナルトレーナーにおすすめです。
値段が高いのがネックとなりますが、類似品や重量の軽いパワーブロックもあります。