「投資初心者にはつみたてNISAがおすすめらしいけど、そもそもつみたてNISAって何だろう?」「NISAとの違いは?」
今回はこんな疑問にお答えしたいと思います。
先日こんなツイートをしました。
何も分からない投資初心者は
— エスカマン ザコリーマン投資家🇵🇭 (@escamanblog) June 29, 2020
・ネット証券 開設
・つみたてNISA口座
・SP500連動のインデックス
→毎月33,333円積立
これだけしてからあとは勉強始めて自分の好きな投資スタイルを見つけていけばいいと思う#投資初心者#投資信託
このツイートで言っているように「何も知らないなら、まずつみたてNISAをやろう」ということですが、つみたてNISAすら知らない人のためにこの記事を書きました。
投資で得た利益には税金がかかる
まず基礎知識として、株式投資をすると利益に対して20.315%の税金がかかります。(所得税15.315%+住民税5%)投資をすると約20%の税金がかかると覚えておきましょう。
株式投資では株を売ったときの値上がり益にかかる「譲渡益課税」と企業から貰える配当金にかかる「配当課税」がありますが、どちらにも約20%の税金がかかります。
つみたてNISAとは
つみたてNISAは、2018年に始まった少額からの長期投資での資産形成を支援するための非課税制度となっています。要するに、利益に税金がかからない仕組みです。証券口座を開設するときに20歳以上の人ならつみたてNISA口座を選ぶことができます。
つみたてNISAで選べる投資商品
つみたてNISA口座で買える金融商品は、手数料が低いなどの一定条件を満たした長期投資に適している投資信託とETFのみとなっています。後述するNISAと違ってある程度リスクの低い投資先だけが選べるようになっているので投資初心者にはおすすめの制度です。
ETFについては今後解説します
つみたてNISAの非課税期間と金額
もちろん永遠にいくらでも非課税というわけではありません。つみたてNISAでは非課税枠が年間40万円あります。ひと月33,333円積立られる計算です。非課税期間は20年間あり長期投資向けの制度です。年間の40万円に満たなかったとしても非課税枠は翌年に振り替えられないため、注意が必要です。
つみたてNISAの概要
- 対象者 日本在住20歳以上
- 非課税枠 年40万円
- 非課税期間 最長20年
- 口座開設期間 2018~2037年
現行の制度ではつみたてNISAで運用するには2037年までに口座開設をしなければいけません。逆に言えば、2037年までに口座を開設して運用すれば最大800万円を非課税で運用できることになるので、使わなければもったいないです。
次はつみたてNISAに似た名前の「NISA」についてです。
NISAとの違い
つみたてNISAとは別にNISAというものがあります。NISAも非課税という点ではつみたてNISAと同じですが、その他の内容は異なるため基礎知識として知っておきましょう。
NISAで選べる投資商品
NISAでは比較的自由に投資先を選ぶことができます。つみたてNISAでは金融庁が厳選した一定の基準を満たした商品しか選べないため、そこが大きく違います。つみたてNISAで買える投資商品はリスクが低い代わりに短期間での大きなリターンは狙えません。
NISAではリスクを取った個別株への集中投資も行えるため、短期間で大きなリターンを得たい人が使う制度ですが、初心者ならつみたてNISAでコツコツ長期で分散投資するほうが良いでしょう。
NISAの非課税期間と金額
NISA口座では、年間120万円の投資から得た利益が5年間非課税になります。
要するにNISAは一年間に120万円運用できてある程度自分で投資商品を選べる人向けの制度です。NISAでは5年間満額で運用すれば最大600万円まで非課税で投資できる枠を持てることになります。
ここまで読んだ9割の人は結局行動せずに終わります。せっかくつみたてNISAを理解したので証券口座を開設しましょう。
まとめ
- つみたてNISAでは長期投資むけの商品だけが選べる
- つみたてNISAには年40万円の非課税枠がある
- つみたてNISAには20年の非課税期間がある
- 2018~2037年につみたてNISA口座を証券会社で開く必要がある